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フリーダイヤルの通話料は安くなる? IP電話で0120・0800のコストを見直すポイント

0120・0800のフリーダイヤルで通話料を負担する仕組みと、着信回線にIP電話を利用すると料金が安くなる場合を解説。通話明細を使ったシミュレーションの進め方も紹介します。

Axella編集部
フリーダイヤルの通話時間と料金を比較する通信担当者とコールセンター管理者

目次

  1. サマリー
  2. 1. フリーダイヤルの通話料は誰が負担するのか
  3. 2. フリーダイヤルの通話料が変わる3つの要素
  4. 3. IP電話を着信先にすると安くなる場合がある理由
  5. 4. 通話料の削減効果が見込まれやすいケース
  6. 携帯電話からの着信が多い
  7. 短時間の問い合わせが多い
  8. 広告やキャンペーンで着信件数が多い
  9. 既存のPBX・CTIを活かして回線を見直したい
  10. 5. IP電話への切り替え前に確認したい注意点
  11. 6. 通話料シミュレーションに必要な情報
  12. 7. フリーダイヤルの料金見直しは明細の確認から
  13. フリーダイヤルの通話料をシミュレーションしませんか
  14. 料金・提供条件について

0120や0800から始まるフリーダイヤルは、お客さまが通話料を気にせず問い合わせできる便利な窓口です。一方、着信した通話料は企業側が負担するため、問い合わせ件数が増えるほど毎月の通信費が大きくなることがあります。

「フリーダイヤルの通話料は決まっているから、見直しても変わらない」と考えている方もいるかもしれません。しかし、着信先の回線をIP電話に変更したり、課金単位の異なるサービスを選んだりすることで、現在より通話料が安くなる場合があります。

ただし、IP電話に切り替えれば必ず安くなるわけではありません。削減できる金額は、固定電話と携帯電話のどちらから着信しているか、1件あたりの通話時間、毎月の着信件数、基本料金やオプション料金などによって変わります。

本記事では、フリーダイヤルの通話料が決まる仕組みと、IP電話によって料金を見直せる場合、導入前に確認したいポイントを整理します。

サマリー

  1. 0120・0800は、発信者ではなく着信した企業側が通話料を負担するサービスです。
  2. 通話料は、発信元が固定電話か携帯電話か、着信先の回線、課金単位によって変わります。
  3. 着信先にIP電話を利用すると、通信事業者や契約条件によって割安な料金が適用される場合があります。
  4. 携帯電話からの着信や短時間の通話が多い窓口では、課金単位の違いが総額に影響しやすくなります。
  5. 基本料金、チャネル料金、オプション料金、通話品質、既存番号や電話設備の継続可否も含めて比較することが重要です。
  6. 削減可能額を判断するには、実際の通話明細を使ったシミュレーションが有効です。

1. フリーダイヤルの通話料は誰が負担するのか

フリーダイヤルは、0120または0800から始まる着信課金型の電話サービスです。電話をかけたお客さまの通話料は無料となり、通話料はフリーダイヤルを契約している企業や店舗が負担します。

問い合わせ窓口、予約受付、注文受付、サポートセンターなどで利用しやすい一方、企業側には着信件数と通話時間に応じた費用が発生します。

毎月のフリーダイヤル関連費用は、主に次の要素で構成されます。

  • フリーダイヤル番号の月額基本料金
  • 着信した通話の通話料
  • 同時通話数に応じた回線・チャネル料金
  • 振り分け、ガイダンス、録音などのオプション料金
  • IP電話、クラウドPBX、CTIなどを利用する場合の月額料金

比較するときは「1分あたりの通話料」だけでなく、電話環境全体で毎月いくらかかるかを見る必要があります。

2. フリーダイヤルの通話料が変わる3つの要素

同じ0120・0800番号でも、すべての通話が同じ条件で課金されるとは限りません。特に確認したいのは、発信元、着信回線、課金単位の3点です。

確認項目通話料に影響する内容明細で見たい情報
発信元固定電話、携帯電話、公衆電話などで料金が異なる発信元の種別と通話件数
着信回線一般回線かIP電話回線か、どの通信事業者を利用するかで料金が異なる現在の着信先回線と契約サービス
課金単位30秒、60秒、180秒など、料金を計算する単位が異なる1件ごとの実通話時間

たとえば、30秒ごとの課金では、31秒の通話が2単位として計算されます。180秒ごとの課金では、短い通話でも1単位分の料金が発生します。そのため、単価だけを見ても、実際の請求額が安くなるかは判断できません。

3分課金と1秒課金を比較し、90秒の通話では3分課金は180秒、1秒課金は90秒が課金対象になることを示す図

3. IP電話を着信先にすると安くなる場合がある理由

当社が取り扱う国内大手通信キャリアのIP電話回線には、通話した秒数に応じて料金を計算するプランがあります。現在のフリーダイヤルを分単位の課金で利用している場合、着信先の回線と課金方式を見直すことで、通話料を抑えられる可能性があります。

分課金では、実際の通話時間が課金単位を少しでも超えると、次の単位まで切り上げて計算されます。一方、秒課金では、実際に通話した秒数に応じて料金を計算するため、切り上げによる未使用時間分の料金を抑えやすくなります。

削減効果は、現在の契約と次のような通話実績を比較して確認します。

比較項目確認する内容
発信元の構成固定電話、携帯電話、公衆電話からの着信割合
通話時間の分布30秒未満、60秒未満など短時間通話の件数
現在の課金方式1回の通話を何秒・何分単位で計算しているか
月額固定費回線基本料、チャネル料、番号利用料、オプション料

現在の通話明細に、当社取扱サービスの料金体系を当てはめることで、1件あたりの差額と月間・年間の削減見込みを試算できます。

一方、固定電話からの着信が中心である場合や、現在すでに割引率の高い契約を利用している場合は、差が小さいこともあります。「IP電話だから安い」と判断するのではなく、自社の通話実績に新しい料金体系を当てはめて比較することが重要です。

4. 通話料の削減効果が見込まれやすいケース

次のような窓口では、フリーダイヤルの通話料を見直す余地がある場合があります。

携帯電話からの着信が多い

フリーダイヤルは、発信元が固定電話か携帯電話かによって料金が異なることがあります。お客さまの多くがスマートフォンから電話している場合は、携帯電話からの着信料金と課金単位が総額に与える影響を確認しましょう。

短時間の問い合わせが多い

営業時間の確認、在庫確認、予約変更、担当者への取り次ぎなど、短時間で終わる通話が多い窓口では、課金単位の違いが積み重なりやすくなります。平均通話時間だけでなく、「30秒未満」「60秒未満」などの通話が何件あるかを見ると、削減余地を判断しやすくなります。

広告やキャンペーンで着信件数が多い

テレビ、Web広告、チラシなどにフリーダイヤルを掲載し、月間の着信件数が多い企業では、1件あたりの小さな差が月間・年間では大きくなる場合があります。

既存のPBX・CTIを活かして回線を見直したい

サービスや接続方式によっては、現在利用しているPBXやCTIを残し、電話回線部分を見直せる場合があります。電話システム全体を入れ替えずに済めば、初期費用や業務への影響を抑えられる可能性があります。ただし、接続可否や必要な設定は個別確認が必要です。

5. IP電話への切り替え前に確認したい注意点

通話料が下がっても、基本料金や導入費用を含めた総額が上がれば、コスト削減にはつながりません。見積りでは次の項目を確認しましょう。

確認項目主な確認内容
月額費用回線基本料、チャネル料、番号利用料、オプション料を含めた総額
初期費用開通工事、機器、設定、既存回線の変更にかかる費用
番号継続現在の0120・0800番号を継続できるか、切り替え時に停止時間があるか
既存設備PBX、クラウドPBX、CTI、録音装置、電話機との接続可否
通話品質必要なインターネット帯域、QoS設定、混雑時の安定性
障害対応受付時間、復旧体制、迂回着信などのバックアップ方法
契約条件最低利用期間、解約条件、料金改定の条件

特にフリーダイヤルが受注やサポートの中心になっている場合、通話品質と障害時の対応は重要です。料金だけでなく、安定運用に必要なネットワーク環境とサポート体制も含めて判断してください。

6. 通話料シミュレーションに必要な情報

フリーダイヤルの削減可能額を確認するには、実際の通話明細を使って、現在の料金と切り替え後の料金を同じ通話実績で比較します。

シミュレーションでは、次の情報があると精度を高めやすくなります。

  • 直近1〜3か月程度の通話明細
  • 0120・0800番号ごとの着信件数
  • 1件ごとの通話時間
  • 固定電話、携帯電話、公衆電話など発信元の種別
  • 現在の回線基本料、通話料、チャネル料、オプション料
  • 同時に受けたい通話数
  • 利用中のPBX、クラウドPBX、CTIの構成
  • 現在の番号を継続する必要があるか

通話明細に電話番号などの情報が含まれる場合は、シミュレーションに不要な部分をマスキングできるか、事前に確認しておくと安心です。

比較結果を見るときは、通話料の削減見込みだけでなく、初期費用を何か月で回収できるか、月額固定費を含めても効果が残るかを確認します。着信の傾向が季節やキャンペーンで変わる場合は、繁忙期を含む明細で試算することも大切です。

7. フリーダイヤルの料金見直しは明細の確認から

0120・0800のフリーダイヤルは企業側が通話料を負担するため、着信件数が多い窓口ほど料金体系の違いが通信費に影響します。着信先にIP電話を利用することで安くなる場合がありますが、効果は発信元、通話時間、課金単位、現在の契約内容によって異なります。

まずは現在の通話明細をもとに、固定電話・携帯電話からの着信割合、短時間通話の件数、基本料金を含めた総額を確認しましょう。実績に基づいて比較すれば、切り替え後に想定ほど安くならないリスクを抑えやすくなります。

フリーダイヤルの通話料をシミュレーションしませんか

株式会社アクセラでは、国内大手通信キャリアのIP電話回線を取り次いでいます。現在の電話環境と通話明細を確認し、当社取扱サービスを利用した場合の通話料を比較するシミュレーションについてご相談いただけます。0120・0800の着信通話料を見直したい方は、お問い合わせ内容に「フリーダイヤルの通話料シミュレーション希望」とご記入ください。

通話料シミュレーションを相談する

料金・提供条件について

本文は一般的な課金方式と当社取扱サービスの考え方を説明したものです。実際の料金、課金単位、対象回線、提供条件は、ご利用環境や契約内容によって異なります。導入時には弊社へご相談ください。

この記事を書いた人

Axella編集部

Axella編集部

株式会社アクセラ

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